「お金って何?」と聞かれると、意外と困ってしまうのではないでしょうか?
例えば「何でもを買えるもの!」「生きる上で必要なもの!」他にも「福沢諭吉!」なんて答える人もいるかもしれないですよね!
実際にお金の定義は難しいですが、一般的には「信用」だとよく言われていますね。
「信用」と一言だけ言われても、なんだか抽象的でわかんないな!という方でも安心してください!お金の役割から詳しく解説していきます。
お金の3つの役割とは?
お金には「交換の手段」「価値の保存」「価値の尺度」の3つの役割が存在します。
具体的にどうゆうことなのか説明していきます。
交換の手段
これは非常に分かりやすく、私たちの生活の中で頻繁に行われています。
例えば、ハンバーガーが食べたいならば、お金を払えばハンバーガーが手に入る。コンサートに行きたいなら、お金を払えばコンサートに行けるなど、お金は欲しいものや必要なものを手に入れるための手段となっています。
非常にシンプルですね!
価値の保存
お金って物やサービスと交換するだけでなく、持っておくだけでもステータスになりますよね。
この人なら、年収が1000万なので「サービスを提供してもいいな!」「お金を貸してもいいな!」など、持っている資産や年収でその人のステータスを決める要因になるのです。
そのため、資産を貯めることが価値を貯めることにつながるのです!
価値の尺度
お金を使わない場合、交換の手段は物々交換になっていくと思うのですが、モノを交換する際に気にするのは「価値」ではないでしょうか?
例えば、漁師さんが肉を食べたいので、釣ったさんま1匹を持ってお肉屋さんに行き、松坂牛と交換してください!って言っても誰も交換してくれないですよね!
だって価値が違うから!
人それぞれモノやサービスに対する価値の感じ方の違いはありますが、それでは取引に支障をきたすので、価値の尺度として表現しているのがお金ということになります。
したがって、お金にはそのモノがどれくらいの価値があるかを一目で分からせる絶大な効果があるのです。
なぜお金は「信用」なのか?
冒頭でお金とは「信用」だとよく言われていると紹介しましたが、なぜなのでしょう?
私たちがよく言う「お金」という言葉を聞いて何を思い浮かべるでしょうか?
おそらく1万円札などの「紙幣」や「硬貨」ではないでしょうか?
では、なぜ皆1万円と書かれた福沢諭吉の紙がそんなに欲しいのでしょうか?
そんなもの「何でも買えるから!」に決まってるやん!って感じですが、厳密には紙幣でモノと交換できると「保証」されているからです!
すなわちその保障こそが、お金とは「信用」であるといわれる所以なのです。
そして「信用」があるからこそ、先ほど説明した3つの役割を果たしているのです。(信用が無ければただの紙ですから、、)
【脱線】お金の歴史
さて、少し脱線なのですが、お金というのは日本でも昔から「和同開珎」などの銭があり、貴重な金属を用いることで信用を担保していましたが、次第に銭ではなく紙幣が使われるようになってきましたが、なぜ紙幣が使われるようになったのか?
それは、1816年にイギリスで初めて導入された「金本位制」により、ポンドと金を交換できることを保証したためです。すなわち紙幣は金と同等の価値があると定めました。
ですが、金本位制では実際に紙幣と金を交換できるように、そのお金分の「金(きん)」を持っていなければ紙幣は発行できないのです。
そのため、自国のお金を発行するために莫大な金を保有していなければならないことから、現在では金本位制ではなく、変動為替相場制となっていきました!
すなわち、現在では金が無くても、やろうと思えば無限にお金を発行することができてしまうのです。
ちなみに日本では、1931年に「金輸出再禁止」という形で、金本位制から離脱しています。
お金には様々な形が存在する!
お金とは「信用」だということが理解できたと思いますが、もしお金に「信用」がなくなってしまったらどうなってしまうのでしょうか?
想像できていると思いますが、信用のないお金には価値が無く、紙幣であればただの紙切れになってしまいます。
もしかしたら、私たちの持っている「円」も信用がなくなることで、価値がなくなる可能性はあるわけです。
では、私たちは日本円を銀行に預けているだけで大丈夫なのでしょうか?
当たり前ですが、多くの日本人は日本円しか持っていません。しかし、その場合「円」に価値がなくなれば1億円持っていても、資産は0になってしまいます。
そのため、私たちはお金について詳しく学び、自分の資産を様々な形で保有しておくことが重要になってきます。
そして、お金には様々なあり方が存在することをまずは知ることが何より大事なのです!
お金持ちの定義とは?
私たちは、「お金=現金」と考えがちですが、それは違います!
例えば現金は持っていなくても、めちゃくちゃ金(きん)を持っている人も「お金持ち」って言えますよね!
それは、金(きん)にも信用があり価値があるためです。
したがって、真のお金持ちとは最も信用を得られている者のことを言います!
まとめ:お金は現金だけではない!
多くの日本人が日本円しか持っていないという現実は、一つのモノだけに絶大な信用を置いていることになり、非常に危険です!
すなわち、日本円だけでなく、他国のお金や株、国際、金などの他の多くの信用に変換していくことがリスクの分散につながり大切になってきます。
しかし、相場が変動したり、知識が無ければだまし取られたりなど、大きな損を生み出すことにつながる場合もあるので、しっかりとお金について学び、自分で考えてお金と向き合っていきましょう!
この記事も鵜呑みにしないでください!
大事なのは、自分で考えること!
誰もあなたのお金を守ってはくれません!むしろ、周りにいる人のほとんどがあなたのお金を奪おうとしています。
自分のお金は自分で守る!そのために学んでいきましょう!