高校1年生の時点で訪れる大きな分岐点と言えば文理選択ですよね!
高校入って結構すぐの選択は、どれくらい重要なことなのか、どのように文理を決めればいいのか迷う方も多いのでは?
僕は高校のころは安易に理系を選んでしまいましたが、よく考えればよかったなとも思います。
理系なのに歴史が大好きで、なぜか化学の勉強を捨てて歴史(日本史)の勉強ばかりしていたら、センター試験で一番得点率の高い教科が日本史ということもありました。
なので今回は、そんな文理選択を失敗しないために、文系・理系の特徴から掴んでいきましょう!
文系・理系の違いとは
文系理系の違いとして、学ぶ教科の部分において
- 文系:国語・社会重視
- 理系:数学・理科重視
となっています。
ですが、あくまで重視であり、文系も数学や理科を勉強するし、理系も国語や社会を勉強します。
そして、その他特徴として(あくまで個人的な印象)
- 文系:勉強量(科目)は少ないが、学部は少ない
- 理系:勉強量(科目)は多いが、学部は多い
僕は理系でしたが、模試やテストなどは、基本的に文系が早く帰っていたことから、文系の方が科目が少なくなることが多いです。
しかし、大学の学部としての選択肢は理系の方が多くあります。
したがって、何も決めてないけど、行ける学部が多いから理系という選択肢は間違ってはいないですが、文系よりも勉強量が増えるという覚悟は持っておきましょう!
間違った文理選択とは!?
苦手な科目で決める
皆さんも好きな科目や得意な科目、逆に嫌いな科目や苦手な科目があると思います。
まだ将来に対してあまり方針が立っていない人は、数学好きだから理系、数学嫌いだから文系という風に、好き嫌いで決めてしまっていませんか?
正直、好きな科目で決めることは間違ってはいません!好きな科目は勉強のモチベーションを向上させてくれます。
しかし、数学や国語が嫌いだからという理由で文理を選択することはおすすめしません。
文理選択する段階で、ほとんどの方は高校1年生だと思うので、まだそこまでその科目を勉強していません。
そのため、今後勉強していけば得意になったりする可能性もあるため、その段階で好き嫌いを決めて文理を決めるのはまだ早いなと感じます。
したがって、苦手な科目を避けるために文理の選択をするのではなく、好きな科目やこの科目を深く学びたいといった、消去法ではなく、主体的に選択すると、後悔しにくいでしょう!
学校のテストの結果で決める
こちらもほとんど同じ理由で、学校のテストや高校1年時点での模試の点数によって分離選択することはあまりお勧めできません。
正直、高校1年生段階で点数が取れていない科目はただただ勉強不足なだけで、勉強にしっかり取り組めば点数が取れるものばかりです。
したがって、高校1年生のころの点数は全くあてにならないので、テストの結果は全く気にしなくて構いません!(ただ勉強しなくても大丈夫ということではないですよ)
友達と一緒の選択をする(賢い人=理系?)
友達が理系に行くから理系!文系に行くから文系!というように決めようとしているそこのあなた!要注意です!
友達にはしっかりと未来のビジョンが見えて、自分で選択しているのです!自分のことは自分で決めなければ後悔することは明白でしょう!
そして、友達がバラバラになると思っていても、実際に新しいクラスで新しい出会いがあり、新たな友ができます!
逆に、その友達と別れた方が新たな出会いの可能性も広がり、学校での顔も広くなるかもしれませんよ!
したがって、友人と違う選択を恐れることはなく、自分には自分の人生があるので、それは自分で選択していきましょう!
もちろんその結果、友達と同じ進路になることはとてもいいことですね!
また、数学ができる人が優秀みたいな見られ方(言い換えると、理系の方が優れている)をすることも時々あり、クラスの勉強のできる人たちが皆理系に行くから、食らいつくために理系に選択するといった選択は危険です!
人は人、自分は自分です!正直理系の方が大変です!何となく理系を選択するのは、自分の首を絞めることになるかもしれません。
文理選択の落とし穴
理系も文系も数学・国語は避けられない
最初に説明させていただいたのですが、理系だから国語やらなくていい!文系だから国語やらなくていい!ということはありません。
普通にやらされます!(理系は数学Ⅲという鬼科目が追加されるだけの違いです(笑))
したがって、好きな科目や苦手な科目を判断の材料に活用するのはいいですが、決定的な判断根拠にするのはやめましょう!
自分がどんな仕事に就きたいのか、どんな大学で何を学びたいのかなどの将来像をイメージして決めましょう!
英語を学びたい人はどっち?
英語を専門とする学部へ行きたいのであれば、文系をおすすめします。
理系でも、もちろん英語は扱うのですが、文系の方が授業数が多く、英語の専門学部へ進学しやすいです。
また、理系で無理して数学Ⅲを受ける必要もありません。
ここまでの結論として、英語を学びたい人は「文系」がおすすめですが、「英語を使って何をしたいか」を考えてみるといいでしょう!
英語を何かの手段とする場合は、英語の論文を読むなど英語の需要がある理系でめちゃくちゃ活躍することができます!
親の言うことを鵜呑みにしない
親の言うことは、僕たちが苦労しないような選択を促してきます。
そして、親は親の世代での常識で進路を促してくる場合も多くあるので、昔の安泰が、今も安泰であるとは限りません。
高校生であれば自分で判断できる歳なので、自分のやりたいことを第一優先で進路を決めましょう!
もちろん、鵜呑みにするのではなく、親に相談したり、親の意見はとことん参考にしてください!
文理選択のアルゴリズム
実際にどのように文理選択を決めていけばいいのでしょうか?
応えは逆算です。詳しく見ていきましょう!
将来なりたい職業を決める
将来どのような職業になりたいかを決めることができれば、必然的に文理のどちらに進めばいいかが見えてきます。
そのため、将来のなりたい自分を想像してみてください!
また、具体的にどのような職業に就きたいかが分からない場合は、
- 自分の趣味を仕事にしたい
- どんな生活をしたいか?
の2点を考えてみるといいと思います。
例えば趣味がゲームであれば、将来は面白いゲームを作ってみたい!といったように、今の自分の趣味から自分の将来像を作っていきましょう!
また、自分は将来社長になりたい!企業したい!など、どんな生活をしたいかを考えると、どんな力が必要で、何を学べばいいかが少し見えてくると思います。
行きたい学部・学科の決定
自分の将来像が決まれば、どの学部や学科に入りたいかが自動的に決まってくると思います。
ここまで来れれば、あなたに最適な文理選択ができることでしょう!
例えば、趣味がゲームで将来ゲームを作りたいと考えた場合、エンジニアやプログラマーを目指すことになると思うので、工学部の情報学科に入ろう!工学部情報学部なら理系だ!
といったように文理選択ができるようになります!
最後に
ここまで、長々と文理選択について語ってきましたが、間違った選択をしちゃったなーと思っている方もいるかもしれません。
ですが、大丈夫です!何とかなります!
また、大学に入ってからはたくさんの出会いや経験を積み重ねていきます。
そのような環境にいることで、自分の考えやなりたい自分が変わっていくことも多いです。
その都度正しい選択ができるのが一番いいですが、そんなことは不可能で間違いの連続です。
ですが、その間違いによって運命を変えるようなきっかけに巡り合えることもあります。
人生何が起こるかわかりません!文理選択は一つの大きな選択ではありますが、その選択によって人生の良しあしがどうなるかなんて正直分かりません。
大事なのは、選択時に納得のできる選択ができたかです!