壇上に立つと、スポットライトの光を浴びると同時にたくさんの人の視線も気になってしまい、一気に緊張してしまって、体のいろんな部分から汗がにじみ出てきて、
その結果全く前が見えず8割原稿を読み上げるようなプレゼン発表にになってしまう、、、
こんなレベルで僕はたくさんの人の前で話すのが苦手でした。
ですが、この「世界最高の話し方」という本を読んでからは得意とか苦手とかそういった概念自体間違いなんだと気づきました!
プレゼンは大勢の人の前で話すけれどもあくまで一人一人との対話で成り立っているということに気づかされたのです!
そして、印象に残る話をしたいだとか、1字1句間違えないように原稿作りこんだりなど意識をしてしまいがちですが、正直誰が何を言ったかなんて覚えられてないんですよね!
例えば、2~3日前に誰かと話した時のことを思い出してもらいたいのですが、どんな内容を話したか覚えていますか?
意外と覚えていないのではないでしょうか?
ですが、その話しているときにどんな気持ちだったかは覚えているはずです!
・上司の話を聞いているだけで苦痛だった
・初めて会った女性と話して緊張した
すなわち、会話の内容は忘れても、印象や気持ちはずっと残るのです!
したがって、人に何を言うかではなく、どう感じてもらうかこれが最も大事なことだと「世界最高の話し方」は教えてくれました!
そのほかにも50個以上もの話し方のテクニックをまとめている素晴らしい本ですが、その中でもぎゅっと7個に厳選してこの本の魅力を紹介していこうと思います!
是非この記事を読んで実際に手に取って読んでもらえたらと思います!
【世界最高の話し方】俺すごい→あなたすごい
まずは、自分中心の視点をほかの人に向けてみましょう!
人間ってどうあがいても自分が一番好きなので、自分に関係のある話以外興味を持ちませんし、自分の話をしたいと思う生き物なんですね!
僕は傾聴力を鍛えようと、人の話を聞くことに最近は意識を置くようになったのですが、いつの間にか自分の話をしているのです!
・職場での愚痴
・何か成し遂げた時の話
・最近の趣味の話
それくらいみんなが自分のことが好きだということは、すなわち逆の立場になって考えると、
人は自分を見てほしいし、視点をほかの人に向けることができたのであれば、多くの人から好かれ・求められるのは明白であり、多くのコミュニケーションの問題が解決するでしょう!
特に褒めるということはその人の視点に立って承認するという行為であるため、めっちゃくちゃ大事です!
職場の例で挙げると、8割の会社員は「褒められたい」と思っているのに、実際は4割程度しか褒められていないそうです。
では、一流の褒め方とはどういったものがあるのか、それを大きく4つに分けて紹介されています!
共感:相手の気持ちや意見に同調し、賛同・肯定すること
賞賛:優れた点を褒める
感謝:「ありがとう」と伝える
そして、褒める際には
「すぐに」「具体的に」「気持ちを込めて」
褒めることを心掛けてください!
よかったと思ったらすぐに、「よかったよ」と伝えるだけでなく、「さっきのプレゼン、エビデンスに説得力があってめっちゃよかったよ」と具体的に気持ちを込めて褒めると、コミュニケーションが格段円滑化して、社内の空気も一気によくなること間違いなしですね!
【世界最高の話し方】13文字で読者を虜にする!
最近では短くスパッと説得力のある話し方が求められていますよね!
例えば、1分程度のショート動画で話題の「TikTok」の台頭や、YouTubeの「♯Shorts」という1分以内の動画に力を入れるなど、
情報量がめちゃくちゃ増えた現代だからこそ、短い時間で伝えたいことを伝える技術が必要とされています!
だからこそ、動画でも記事でもまずはたくさんの情報の中から、この動画や記事を見たいを思わせることが非常に重要になるため、最初のいかに「刺さる一言」を作れるかどうかが最も大事になってきます!
したがって、まずは13文字以内で言いたいことをまとめていきましょう!
ていうか、何で13文字なんですか?
18文字くらいまでならよくないですか?
「ダメ」です!!!
13文字はヤフーニュースの見出しと同じ長さであり、パッと見て直感で理解してもらえるちょうどいい長さなのです!
どうやって13文字にまとめるのか?
では、どうやって13文字以内に畳み込むのか?
その方法は、伝えたいワードをピックアップして5つの方法で13文字以内に畳み込みます!
②数字:具体的な数字で
③ベネフィット:相手にとって得すること
④チカラのある言葉:「最強」「世界一」「神〇〇」
⑤「?→!」:最初はえ?って思わせて、後でなるほどと思わせる
この中でも⑤の「?→!」が非常に重要で、最初にえ?と思わせられるような文章で読者を惹き、その後「なるほど!そうゆうことか!」と納得させることで、最初の「?」がいいバネになって説得力が圧倒的に増します!
沢山の情報があふれかえっているこの世の中だからこそ、読書に「気になる!」と思ってもらえるような13文字の一言が非常に重要になるのです!!
ちなみに、この記事の多くの見出しもほとんどが13文字以内になっているはずです!
(世界最高の話し方は除く!)
【世界最高の話し方】一瞬で説明マスターになる方法!
結論って前に持ってくる?後ろに持ってくる?
この議論は永遠の議題ともいわれ、どちらにもメリットがありますよね!
◆ 後ろに持ってくると、結論が分からないため読者を長く惹きつけることができる
じゃあどっちを使っていけばいいんだ?
もしくは、どちらも経験はあるが、うまく説明できない
そんな経験ありませんか?
実はこの2つの方法はどちらも間違っていたのです!!
説明する際は
結論→中身→結論
この流れで説明するのが最も説得力が増します!
まさに、結論で中身を挟み込む、ハンバーガー的な手法ですね!
さて、ここで新たな疑問が生まれてきます!
「ハンバーガー手法を使うのはわかったけど、結論と中身はどう話せばいいんだよ!!」
そうですよね!
結局そこができないと説得力のある説明はできませんが、もちろん「世界最高の話し方」にはやり方が書いてありますので、簡単に紹介します!
ただ、結論に関しては既に紹介しているので割愛します!
そうなんです!
先ほど紹介した「13文字」がそのまま結論になるのです!
飛ばしちゃった方は1つ前の見出しに詳しく記載してあるので是非読んでください!
【最強!】3つだけでOK!中身の書き方!
中身の書き方はたったの3つだけ覚えておけば、すべてにおいて対応できます!
信じられないかもしれませんが、「世界最高の話し方」という自信満々なタイトルの本に記載されているので信じてみましょう!!
その3つとは、
◆ 3つあります!
◆ 問題→解決
たったのこれだけです!
少し詳しく紹介すると、、、
「理由→事例」はその名の通り結論になるための理由と、具体的にその事例を説明することで、これによって最後の結論に説得力が生まれるというものです!
「3つあります!」は結論の理由やポイントを3つに絞って説明する方法です。
なんで3つなのかといえば、「3」は多すぎず少なすぎないラッキーナンバーで「過去・現在・未来」「金・銀・銅」など非常に座りのいい数なんです!
ただ、この方法は多用しすぎると、効果が薄れるのでここぞというときに使いましょう!
「問題→解決」は、聞き手の関心のある問題点などを挙げ、その解決策を提示することによって、結論が非常に重要だと説得力を爆増させる方法です!
面白いプレゼンには基本的にこのフレームワークが使われています!
したがって、
「13文字」+「理由→事例」or「3つあります!」or「問題→解決」+「結論」
これを使うだけで説明マスターに私たちもなれるのです!!
【世界最高の話し方】30秒で感動ストーリーは作れる?
人の感情を動かし、ずっと残る印象や気持ちに最も訴えかけられるのがストーリーなんです!
皆さんが大好きなドラマ・映画・アニメ・漫画などはほとんどすべてストーリーになっていると思います!
授業の講義などはすぐに寝ちゃうし、全く内容を覚えていなのに、ストーリーであれば寝る間も惜しんで見れますし、次の日学校や職場でその話をすることもよくあるはずです!
だからこそ、ストーリーを作り話すことができれば、相手にいい印象や気持ちになってもらうことができるので、すべての人間関係を解決できるといっても過言ではありません!
そんなストーリーがたったの30秒で作れるというので紹介していきます!
「before→after→気づき」のフレームワークを使え!
「before→after→気づき」という見出しを見て思いませんでしたか?
あれ?簡単そう!
そうなんです!意識さえすれば誰でもできるのがこの「before→after→気づき」というフレームワークなのです!
早速例を見てみましょう!
◆ Before
実は私はめちゃくちゃ人見知りで、話すだけで緊張で足がガクガク震えていました
◆ After
ですが今では、人前で話すことが好きになって、スピーチの講師もしています
◆ 気づき
そこで気づいたんです!「環境」の大切さに!
こういった感じで、「before→after→気づき」のフレームワークを使ってあげることで、簡単にストーリーっぽさが演出でき、さらに気づきを付け加えることで、次の話も聞いてみたくなって聞き手を惹きこむことができます!
例でいうと、緊張で足がガクガクだった人が、現在ではスピーチ講師をやっていて、そんな人が大事だと言っている「環境」がめちゃくちゃ気になりますよね!
しかも、例で見せた通り、30秒もあればすぐにストーリーは話せてしまうのです!!
このテクニックは説明マスターの中の「理由→事例」、「問題→解決」で使っていけそうですね!
【世界最高の話し方】数字は具体的に相対的に使え!
数字はたくさんある文章の中で非常に目立ち、インパクトを与えるため、積極的に使うべし!
これは既に僕も知っていました!
ですが、具体的かつ相対的に使うことによって数字の効果を100倍以上にも押し上げることができるといっても過言ではありません!!
例1:非常に多くのお客様に導入いただいています。
例2:98か国、1万2356社に導入され、グローバルシェアは61%になります。
どちらの方が説得力があるでしょうか?
おそらく例2の方ではないでしょうか?
このように大まかな数字ではなく、具体的で正確な数字で規模間とインパクトを与えることができるのです!
できる人は、このような具体的で正確な数字をここぞというときに出せるまさに「数字の魔術師」というわけなんですね!
さらにその数字を比較させることでさらにインパクトを与えることができます!
その際使うのは変化率や数字との比較です!(前年比3倍、人口の7割など)
そして、同じ数字でも割合やパーセンテージ、総数などいろんな方法を使うことでインパクトが変わってきます!
例1:日本人の0.01%がかかる疾患
例2:日本人1万2000人がかかる疾患
それぞれの例は全く同じことを言っていますが、おそらく後者の例2の方が多く感じたのではないでしょうか?
このように、どの数字を用いるかによっても、規模間やインパクトを変化させることができるので、場合に応じて使い分けることができれば、数字の魔術師になれること間違いなしです!
【世界最高の話し方】沈黙は恐怖ではなくスパイス!
多くの人の前で話しているとき、余興をみんなの前で披露したとき、沈黙だったらと考えるとゾッとしますよね、、、
しかし、沈黙は恐怖の対象ではなかったのです!
実は沈黙は最高のスパイスにもなりうるのです!
実際にカリスマリーダーたちは沈黙を使いまくっているんですよ!
沈黙ってどう使うの?
ひと時の沈黙は「これから何か重要なことを言う」時に使います!
すなわち緩急ってやつですね!
多くの説明や例え話の後、ここだけは聞いてほしいという場面でこの「沈黙」というカードを使います!
そうすると、今までハキハキと話していたのに急に沈黙となることで、緊張感が生まれ聞き手が話し手に注目します。
そこで、ズバっと一番伝えたいことをゆっくり言うことで、しっかりと聞き手にメッセージを受け取ってもらうことができるのです!
このように、沈黙には非常に強力な効果がありますので、まずは「沈黙=怖いこと」という固定概念を払拭し、どこで沈黙を使ってやろうかなとワクワクしていきましょう!
声は大きさよりもメリハリ!
沈黙をさらに効果的に使うトリガーとしては、声も大事になってきます!
今声と聞き、「大きい声が出ないんだよ」「歌が下手なんだよ」なんてコンプレックスに感じた方も少なからずいるかもしれませんが、全く問題ありません!
声は大きさよりもメリハリが大事になってきます!
ずっと一定のスピード・トーンで話しているのを聞いているといやでも眠たくなってきますよね、、、
(大学の講義でよくありますよね、、ってのは言わないことにします!)
なので、盛り上がるところでは、「早いペース&高いトーン」で話していき、一番大事なところでは「沈黙&低いトーン&ゆっくり」で話していくことで、聞き手は一気に惹きこまれます!
ここで一番大事なことは、もともとの声の大きい・小さいは関係ないということです!!
その人なりの大きい声・小さい声で話していけば相対的にメリハリをつけられるので、世界最高の話し方をすることができるのです!
沈黙という最高のスパイスを使って、カリスマリーダーの仲間入りをしましょう!
【世界最高の話し方】プレゼンが劇的に生まれ変わる!
皆さんはプレゼン得意ですか?
僕はめっちゃ苦手です!(笑)
というより、プレゼンが苦手という人の方がかなり多い印象を受けます!
ですが、この「世界最高の話し方」という本を読んでからは、自分がプレゼンに対しての向き合い方やそもそもの考え方が根本的に違ったことを学ぶことができました!
そう!プレゼンとは「対話」なのです!
7割は聴衆を見ろ!
プレゼンのイメージってどうしても、こちらが発信側でその他多数が受け取り側
すなわち、「プレゼンター1人VS聴衆大勢」という考え方になってしまうため、圧倒的に多数の聴衆に対して緊張してしまったり、前を向いて話せず、そもそもどこ向けばいいかもわからないから原稿だけ見ておくなんてことが起きます。
ですが、考え方が違ったのです!
プレゼンとは「1対1の対話」だったのです!
私たちはクライアントと1対1で説得・営業するときはしっかりと相手の目を見て、相手に自分の想いや考え、紹介する商品やサービスのメリットを伝え、相手に「それいいね!」と思ってもらえるように話すと思います。
プレゼンも多少の違いはあれど、本質は同じはずです!
だからこそ、貴重な時間を割いて自分のプレゼンを聞きに来てくれた方にはしっかりと一人一人向き合って話さなければいけないのです。
1対1でも聞き手にインパクトを与えるのは難しいのに、原稿ばかり見るトークで聞き手の心を揺さぶれると思う方がおかしなことだったのです。
だからこそ、プレゼンをするときは全体の7割は聴衆の方を見るようにしましょう!
ただ、やっぱりいきなりそんなことするのは難しいというのが本音です!
そういった場合には
・情報が少なく読み上げる必要があまりないスライド
・強調したい言葉やメッセージ
・「さて」「ところで」など場面転換したいとき
だけは聴衆とアイコンタクトを一人一人とっていきましょう!
目を合わせるのに緊張する場合は、相手の眉の間を見るでもOKです!
このようにプレゼンでもアイコンタクトでは一人一人と対話しましょう!
プレゼンの「3密」を避ける!
プレゼンスライドの見やすさ、わかりやすさは聞き手の納得感に大きく影響します。
ですが、著者曰く多くのプレゼン資料は「文字」「写真」「図」の3密状態だといいます。
先ほど13文字にまとめたように、人間はそこまで大量の情報を一気に取得できません!
だからこそ、「スライドに入れておけば聴衆は全て情報を持ち帰ってくれる」といった考えは今すぐ捨ててください!
「ワンスライド・ワンメッセージ」
これが基本原則です!
ちなみに最近のグローバルプレゼンは「1枚のスライドに写真1枚と一言だけ」が当たり前になっているほどビジュアル優先で、箇条書きでさえナンセンスとされているんですよ!
したがって、字や図形、写真をとことん減らし、余白を増やす「コンテンツディスタンス」を保って3密を回避していきましょう!
まとめ
僕は「世界最高の話し方」を読んで確実に話し方についてレベルアップしたと感じますし、この記事においてもこの本のテクニックをいたるところで使っています!
皆さんはどうでしたでしょうか?
目からうろこの情報ばかりでしたよね!!
今回はぎゅっと7つの大事なことに絞りましたが、本来であれば50個ものテクニックが載っています!
読んで後悔はしない本だと思いますので、まだまだ学んでみたい!続きが気になるという方は、是非一度「世界最高の話し方」という本を読んでみてください!
あなたのこれまでの常識がひっくり返されること間違いなしでしょう!!